戸建て入居前にやるべき掃除とメンテナンス|防虫・防汚・防カビ対策まとめ

戸建て入居前にやるべき掃除とメンテナンス|防虫・防汚・防カビ対策まとめ

戸建てに入居する前は、家具や荷物がまだ入っていない「家が最もきれいな状態」です。
このタイミングでしっかりと防虫・防汚・防カビの処理をしておけば、住み始めてからの快適さが変わるだけでなく、将来の修繕コストを抑える効果もあります。

私自身も入居前に「どんな処理をしておけば安心か?」を調べて実践しました。
この記事では、防虫・防汚・防カビに分けて具体的にやっておくべき対策を紹介します。
後半にはチェックリストも用意したので、ぜひ参考にしてください。


戸建て入居前にやるべき「防虫対策」

軽量鉄骨造でも必要なシロアリ対策

「鉄骨造だからシロアリは関係ない」と思いがちですが、実際には床下や間柱、合板などに木材が使われています。
そのため、軽量鉄骨造でもシロアリ被害を受ける可能性はゼロではありません。

入居前に確認しておきたいポイント

  • 建築時にシロアリ防除処理がされているか(施工保証の有無)
  • 床下や基礎まわりに湿気・水漏れがないか
  • 必要に応じて市販のシロアリ予防剤を床下に散布

👉 最低限、「保証の有無」と「床下の環境」は必ず確認しておきたいところです。私の場合は防蟻処理が既にされており、10年間の保証付きなので追加の処理はしませんでした。


ゴキブリ対策(バルサン+設置型駆除剤)

戸建ての場合、空き家期間があるとゴキブリが侵入している可能性があります。
入居前の家具がない状態で「燻煙型防虫剤(例:バルサン)」を焚いておくのがベストです。

さらに、入居後の再侵入を防ぐために、

  • キッチン下の収納
  • 洗面台下
  • 玄関や勝手口付近

に設置型の駆除剤を置いておくと安心です。屋外に設置するタイプもありますが、逆にゴキブリを家の周辺に誘き寄せてしまう懸念があるとのことで、私は室内のみの設置と防虫スプレーの散布で対策しています。


アリ対策(侵入経路を塞ぐ+ベイト剤の設置)

アリは基礎まわりや窓の隙間から侵入しやすい害虫です。
特に夏場は一度侵入されると巣を作られてしまうケースもあります。

入居前にやっておきたい対策

  • 窓やドアの枠に防虫テープを貼って隙間を塞ぐ
  • 外構や庭にアリ用のベイト剤(誘引剤)を設置する

私は入居前から玄関付近に複数種類のアリがうろうろしているのを見かけていたので、2種のベイト剤入りのものを設置し、駆除しました。


蜘蛛の巣対策(ベランダ・外壁の処理)

蜘蛛はゴキブリやハエを捕食してくれる“益虫”ですが、巣を張られると見た目が悪く掃除も大変です。

対策方法

  • ベランダや外壁に蜘蛛忌避スプレーを散布
  • 特に「照明周り」「エアコンの室外機まわり」に重点的に処理

私は特に蜘蛛が苦手なので、かなり入念にスプレーを散布しました。


防虫対策まとめ

  • シロアリ:鉄骨造でも油断せず、保証確認+床下環境チェック
  • ゴキブリ:入居前にバルサン+駆除剤設置で徹底ブロック
  • アリ:隙間ふさぎ+ベイト剤で侵入予防
  • 蜘蛛:ベランダや外壁に忌避スプレーで巣対策

戸建て入居前にやるべき「防汚対策」

フローリングのワックス・コーティング

入居前のフローリングは傷も汚れもほとんどなく「新品状態」です。
このタイミングでワックスやコーティングをしておくと、傷・汚れ・水染みを防げて、掃除も楽 になります。

ポイント

  • ワックスは半年〜1年ごとに塗り直しが必要(コスト低め)
  • フロアコーティング(ガラス・UVなど)は10年以上効果が持続(初期費用は高め)

👉 家具を入れる前だからこそ、広範囲を一気に施工できるのがメリットです。私は既にハウスメーカーからいただいた家具が設置されていたため、コーティング成分が含まれるフローリングシートで簡単に済ませましたが、可能であればしっかりと傷や汚れ予防のコーティング処理をした方が良いと思います。


キッチン・洗面所の撥水コーティング

水回りは汚れやすく、シンクや蛇口まわりはすぐに水垢や油汚れが目立ちます。
入居前に撥水コート剤を塗布しておくと、水を弾き、汚れが付いても簡単に落とせる ようになります。

施工箇所例

  • キッチンシンク
  • 蛇口やステンレス部分
  • 洗面ボウル

私は洗浄成分も入ったコーティング剤を使用しましたが、正直あまり撥水効果を感じませんでした・・・。良いコーティング剤が見つかればこちらで紹介したいと思います。


トイレ・水回りの防汚スプレー・燻煙剤

トイレや浴室のタイル部分、洗面所の陶器部分などには、防汚コーティングスプレーや燻煙剤を事前に処理しておくのがおすすめです。

  • 尿石や水垢の付着を防ぐ
  • 黒ずみや黄ばみができにくくなる

私はトイレ用と風呂場用の燻煙剤で簡単に処理をしました。


防汚対策まとめ

  • フローリング → ワックスやコーティングで長持ち&掃除が楽に
  • キッチン・洗面所 → 撥水コートで水垢・油汚れを予防
  • トイレ・水回り → 防汚スプレーで清潔をキープ

戸建て入居前にやるべき「防カビ対策」

浴室の防カビ燻煙剤(天井・換気扇まわり)

浴室は家の中でもっともカビが発生しやすい場所です。
特に入居直後は「新品の状態」を保つチャンスなので、防カビ燻煙剤を使用しておくと効果的です。

ポイント

  • 市販の燻煙タイプなら、天井や換気扇の奥まで薬剤が届く
  • 1回の処理で半年〜1年は効果が持続
  • 家具が入る前にやっておけば、施工が簡単

押し入れ・クローゼットの除湿対策

収納スペースは湿気がこもりやすく、カビやニオイの温床になりやすい場所です。
入居前に除湿剤や防カビシートを敷いておくと、被害を防ぎやすくなります。


換気扇・通気口の点検と清掃

カビ対策には「湿気をこもらせないこと」が最も重要です。
入居前に換気扇や通気口をチェックして、ほこりを取り除いておきましょう。


防カビ対策まとめ

  • 浴室 → 防カビ燻煙剤で半年〜1年効果を持続
  • 収納 → 除湿剤・防カビシートで湿気対策
  • 換気 → 換気扇・通気口を清掃して湿気を逃がす

入居前メンテナンスチェックリスト

対策カテゴリチェック内容実施方法・ポイント実施状況
防虫シロアリ対策保証の有無確認、床下点検、市販薬剤散布
ゴキブリ対策バルサン燻煙剤を使用、キッチンや玄関に設置型駆除剤
アリ対策窓・ドアの隙間を塞ぐ、防虫テープ、庭にベイト剤設置
蜘蛛対策ベランダ・外壁に忌避スプレーを散布
防汚フローリング保護ワックス塗布、またはコーティング施工
キッチン・洗面所シンクや蛇口に撥水コート剤を施工
トイレ・水回り防汚スプレーを吹き付け、汚れの付着を予防
防カビ浴室防カビ燻煙剤を使用、天井・換気扇を処理
押し入れ・クローゼット除湿剤や防カビシートを設置
換気扇・通気口フィルター掃除、動作確認、通気チェック

まとめ

戸建ての入居前にやっておきたい掃除とメンテナンスは、

  • 防虫(シロアリ・ゴキブリ・アリ・蜘蛛)
  • 防汚(フローリング・水回り)
  • 防カビ(浴室・収納・換気)

この3つが基本です。

入居してからでは大掛かりになってしまう作業も、家具を入れる前の状態なら短時間で効率よく済ませられます。
「ちょっとしたひと手間」が、毎日の掃除のしやすさや家の寿命に直結します。

これから戸建てに入居される方は、ぜひこの記事をチェックリスト代わりにして、快適なマイホーム生活のスタートを切ってください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました